「Xojoは一粒で二度おいしい。」
WindowsとMacで販売管理システムを無償提供するパソコンのかかりつけ医

藤森プロダクション藤森様

仕事中に使用しているパソコンの多くは、問題が起きた時にサポートする専門のサポート会社が存在します。いわゆるパソコンのかかりつけ医です。
広島県府中市の藤森プロダクション様は、企業のパソコンのかかりつけ医を行いながら、Xojoによる業務アプリケーションの開発、販売を行なっています。
ハードからソフトまでトータルサポートを行う藤森プロダクションの代表取締役 藤森富士夫様に、Xojoを使う理由を詳しく聞きました。


ーーまず貴社について教えてください。

1999年に創業しました。弊社は3つの業務を行なっており、1つは企業に導入されているパソコンのかかりつけ医としてのパソコンサポート。もう1つはインターネットサーバーの運用、ドメインやメールの維持管理などのサポート。最後の1つがソフトウェアの受託開発です。そのソフトウェア開発にXojoが非常に役立っています。


ーーXojoとの出会いについて教えていただけますか?

創業当初、FileMakerを使っていたのですが、FileMakerで細かい事をしようとすると、ある程度まではできても、最後の詰めでどうしてもできない部分がでてきてしまいます。FileMakerはよくAccessと比較されますが、細かい部分についてはAccessの方が秀でています。しかしAccessはMacでは使えません。当社はWindowsとMac両方で動作するアプリを開発していますので、Accessは利用できませんでした。
そこで、すべての条件を満たせるものを探し、REALbasic(のちのXojo)を見つけました。創業から3年後くらいなので、2002〜2003年頃ですね。


ーーなぜWindowsとMac両方でなければならなかったのですか?

当時iMacがブームになっており、そのころから大学で2000台導入したとか、ある銀行が業務端末をすべてMacにしたなどというニュースが増えてきました。
私はAppleⅡの頃からApple製品を使っていたこともあり、今までとは全く異なる次元でのシェアを展開するであろうということが予測できたのでMacとWindowsで同じ品質、同じ機能のアプリケーションを提供することは必須だと考えていました。


ーーXojoを見つけてから使い続けることにしたのはなぜでしょうか?

プログラミングツールだから細かい要件に対応でき、それでいて非常に簡単に作れるので、探していたのはまさにこれだ!という感じでした。1つのプロジェクトからWindowsとMac両方のアプリを生成でき、一粒で二度おいしいとはこのことです。


ーーXojoで開発したアプリを教えてください。

Xojoで初めて作ったシステムは、ホテルの予約管理システムでした。多棟施設対応型の予約管理ができるデスクトップアプリです。グラフィカルに予約状況を把握でき、ファーストコールに素速く対応できることを目指したシステムで、数社に導入しました。

本格的に使い始めたのは、「COSMOS」という汎用販売仕入管理システムの開発からです。これはFileMakerで作っていたシステムのリプレイスです。
販売業では一般的ですが、日々の業務に必要な納品書や請求書の発行、入金や支払の管理、商品在庫の確認などができます。このシステムはWindows版、Mac版両方開発し、だいたい1000社くらいで利用されています。

COSMOSは、弊社のサポートなくご自身でインストール、運用できる方であれば、無償で利用できます。
ご自身での設定が難しいという方もいるので、その場合はサポート費用をいただいてセッティングを行います。また、このシステムは個別の要件に応じてカスタマイズもできます。カスタマイズの依頼内容によってはCOSMOSではなく、ゼロからスクラッチで開発することもありますね。Xojoなら他のプラットフォームに移す場合もスピーディに対応できるので、この場合もXojoで開発します。


ーー1000社で利用とは凄いですね。他にはどのような開発がありますか?

ある印刷会社のウェブシステムの構築も行なっています。これは印刷を依頼したいユーザーが申し込みを行うシステムです。
Xojoのウェブアプリは、イベントが起こるとリアルタイムに情報が更新されるので、デスクトップと同じ感覚で作れます。普通、リアルタイムにデータ反映させるためにはJavascriptなどの技術を覚える必要があります。でも、XojoはXojoの技術だけで実現できる。しかも,ウェブアプリでありながら「スレッド」がさらっと使える。これは画期的です。


ーーなるほど。ほかにも珍しい機器をXojoで制御しているのですよね?

スター精密のTCP400というカードリーダをXojoで制御できるようにしました。
カードリーダのドライバとOLEをインストールしてActiveXコントロールとして制御しています。ActiveXを利用しているのでこのシステムに限りWindows専用です。この機器を組み込んだPOSレジシステムを開発してお客様に提供しています。


ーーこのシステムを開発するに至ったのはどのような経緯からでしょうか?

パソコンサポートを提供しているお客様からの依頼です。もともと専門業者が開発したPOSレジを使っていたのですが、老朽化によってリプレイスが必要になったそうです。リプレイスには1千万円以上かかるとのことだったので、弊社でアプリを開発して、PCベースで動作するようなシステムにし、カードリーダと、POSには欠かせないバーコードリーダを組み込んで提供しました。POSレジのクライアントシステムだけでなく、POS登録している商品のマスタメンテなどを行うためのシステムや、帳票印刷機能もすべてXojoで開発しています。ハードウェアは普通のPCなので、機材やアプリ開発の費用などをまとめても専門業者の見積もりの半額以下で納品できました。


ーー他に作っているシステムはありますか?

社内で利用しているシステムは全てXojoで開発しています。販売する目的で開発しているものもありますが、まずは社内で使って、問題点を洗い出すなどのブラッシュアップを繰り返している状況です。社内システムとしてもXojoを使い込むからこそ、お客様のシステム開発においても知識、資産が活かせます。



Xojoは他の開発環境と比べればまだ知名度は高くありませんが、他の有名な開発環境と同等のことができます。カードリーダの接続、レシートの印刷、ブラウザを作ることもできます。しかも出来上がったシステムはどんなプラットフォームでも使えます。

それから、XojoはWebアプリを作る場合でもデスクトップアプリの感覚で作れるのが素晴らしい。デスクトップアプリ開発で得た知識、資産をそのまま活かすことができました。
なによりXojoで作っていると楽しいんです。だから私はこれからもXojoを使い続けます。安定性がさらに高まるともっと嬉しいですね。

ーーありがとうございました。


ーーインタビューしてみて。

記事で書ききれないほど多くのシステムをXojoで開発しており、藤森プロダクション様の業務においてXojoはなくてはならないツールであることを知ることができました。
藤森様が開発したCOSMOSは、無料にもかかわらず販売管理に必要な要件が一通りそろっています。これから起業される方、現在の請求処理ソフトが業務実態に合わない方はぜひチェックしてみてください。


企業情報

藤森プロダクション
1999年創業。
地域密着型企業でパソコン保守サービス・インターネットサーバー構築運用・ソフトウェア開発を三本の柱として地元企業のパソコンやIT業務のかかりつけ医として業務を行う。

藤森プロダクション様のウェブサイト

汎用販売管理システム「COSMOS」


Xojoで開発したアプリ

汎用販売仕入管理システム「COSMOS」

FileMakerからのリプレイス。販売業に必要な機能が一通りそろった管理システム
プラットフォーム:Windows/Macデスクトップアプリケーション
開発期間:[初版リリースまで1ヶ月]

ホテル予約システム

多棟施設対応型の予約管理システム
プラットフォーム:Windows/Macデスクトップアプリケーション
開発期間:[仕様策定から初期納品まで3ヶ月]

印刷会社出版申し込みシステム

顧客管理と印刷注文を連携させたトータルシステム
プラットフォーム:ウェブアプリケーション
開発期間:[コーディングとデバッグ期間で6ヶ月]

POSレジシステム

カードリーダとバーコードリーダを連携させたPOSレジシステム
プラットフォーム:Windowsデスクトップアプリケーション
開発期間:[基本部分制作2ヶ月]

各種自社内業務システム

顧客管理・案件管理などの業務システム
プラットフォーム:Windows/Macデスクトップアプリケーション
開発期間:[仕様確定後平均2週間]